フィリピンまつだい 鳥の巡り

かまぼこ型倉庫のちよさんの搬入した倉庫のメンテナンスと倉庫の横のミニチュア棚田のメンテナンスにいくと、農舞台のガラスに激突したのか、ちいさな血を流して死んでいる黄色い小鳥に出会う。
フキの葉にくるんで運んで、ミニチュア棚田の頂上に埋めた。

フィリピンでみた家の明かりは、夜みると星と同化して山の集落そのものが宇宙のようだったな、お墓も、家とおなじようにあって、そこで命の灯火が点るなら、それもまたそらなんだろなと思ったんだった。

サバンガンから近いサガダという村には独自の農業カレンダーがあると さーすー。
月の名前も1月2月という数字じゃなくその村だけの呼び名があるんだと。さーすー。
その呼び名のうち4つが鳥の名前だと。 さーすー。

鳥は季節を告げる重要な役割。
悪いお告げ、よいお告げをする大切な役割。 鳥はわたり巡り。
そんなに月の明るくない夜には日本から渡り鳥がやってくる

子どもたちは渡り鳥が通る尾根にランプを持って集まる。
ランプを月と見間違って飛んでくる鳥たちを小さな手づくりの網で見事にキャッチするんだと。 さーすー。

なんだか宮沢賢治のはなしみたいだなあ。
これは村の風習でもあり、子供たちの遊び。
大人たちの食糧のために狩りとは違う季節行事のようなもの。
だから、大人は決して鳥狩りには参加しないんだと。 さーすー。

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空の中に山道があるこの辺りでは小さな野鳥が山道をよく横切る 目の前を雲が横切る。
空の国だ。フィリピンではハイランド・ローランドという言葉があって、 高い山の上に住む人と低い平地に住む人とが離れて暮らしている。
そのかわり山道がすごく発達していて、バスがあるからどこにでもいける。
関わりがないわけではないけど、水は高いところから低いところにおりて行ってその旅の始まりと道中と終わりを誰もひとつのものとしては知らない。

道をつなぐ。
バギオではタクシーかジプニーで移動してたけど、小高い丘のような山のようなものが赤飯の豆のように点在していて、その点を線で繋ぐとだいたい行きたいところが道が解らなくても行けるような気がしたんだ。

ある日何度か泊めてもらった家からCGNのオフィス目指して歩いてみた。
ジプニーやタクシーの中で見た風景をつないで歩く。
歩幅は点と点だったものがココがソコよともぞもぞとままに流れる川みたいなうねりになるんだ。
迷子になる気がしないのは、風景がすべてみた風景だからしか。
そんなこんだの心地よさをしに、前回のまつだいでは自転車に乗って山道に入り雲海温泉と星峠にいってみた。

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まつだいでも車の中でたまに見ている風景だからやっぱり迷うような気がしない(実際は迷子になったけど)、いってみたらその風景というのんは星と星をつなげて勝手に作り上げてつくる星座のひとつひとつの星みたいなもんだろうね。
星をつなげてどこにでも 鳥は移動し どこにでも行く。

行きたい所が行くところ 道はその場所へ行く 
長く長くなりそして蛇になりそれから竜になりそうすると天の川になりまつだい棚田シブミ川 サバンガン棚田ちこリバー 山道をぐんぐん進む、鳥は山を越える。

ちよさんたちは山歩き、目を閉じてカラダをひらく
あたしは軽量かまぼこ型倉庫を担いで移動し追いかける
お茶を皆でのみませう

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ひとつひとつ丁寧に 縫うように進む

フィリピンまつだい 鳥の巡り